最近では乳糖が少ない牛乳、
犬用の牛乳というのもあります |
小腸内で乳糖分解酵素(ラクターゼ)が十分に作られないために、牛乳や乳製品に多く含まれる
乳糖を分解することができないことにより下痢をしてしまいます。
離乳の時期より牛乳の主成分である乳糖を、消化する乳糖分解酵素(ラクターゼ)が成長すると共に減少します。ラクターゼが少なくなるということは、消化不良による下痢、悪性ガスの産生、他の栄養分の吸収阻害,悪性物質による、肝機能障害などを起こします。一般的に体重1kg当たり15~20ml以上の牛乳を飲ませると下痢をすると言われていますが、おなかをこわすない程度に少しずつ量を増やして、様子を見ながらあげてる方がいるというのも現状です。
カルシウム
また牛乳のカルシュウムは、ほとんど乳糖と結合した形で、存在していますので
ラクターゼが少なくなった犬達にとって、カルシュウムはほとんど利用吸収できません。
タンパク質
牛乳に含まれるタンパク質は、犬のタンパク質と似ていますが異なります。
タンパク質は、自分の仲間かそうでないか、を決めており、仲間ではないと判断すると
過剰に反応して、アレルギーになります。 未消化のままのタンパク質は、アレルギー体質の子を
作る大きな原因となっています。
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